滋賀県で放獣されたクマへの対応について

2021年4月1日

◇ 放獣されたツキノワグマの所在地調査について
 三重県は、実施してきたツキノワグマの所在地調査および関係自治体への情報提供について、次のことを判断の根拠として平成27年8月7日をもって終了しました。
 なお今後、調査終了の影響を注視していくこととしています。

 


◇ 【判断の根拠(三重県ホームページより抜粋】 

1.特別に注意を要する危険性の高いクマではないこと
・DNA検査により、多賀町で人を襲ったクマではない可能性が高い。
・約2ヶ月間の所在地調査により、山中を基本に行動域とし、積極的に人里に近づかないことが確認できた。
2.調査継続により、他のクマに対する注意がおろそかになるおそれがあること
・いなべ市北勢町で誤捕獲された。
・既知のクマ生息エリアである滋賀県東近江市、岐阜県揖斐川町までも移動し、往復していることから、クマの行動域は非常に大きいことが確認できた。
・よって、関係自治体のエリアはクマの生息域であり、複数頭のクマがいると考えるのが妥当であり、放獣したクマ1頭のみの位置情報を提供することで、他のクマへの注意がおろそかになりかねない。
3.2ヶ月間に関係自治体住民へのクマの啓発活動が進んだこと
・関係自治体において、チラシの配布や住民説明会等の啓発活動が行われ、住民のクマに対する理解並びにクマの生息域であったとの認識がある程度進んだ。

 

 養老町は、関係自治体(三重県・岐阜県・いなべ市・桑名市・大垣市・海津市)と連携して、ツキノワグマに対する正しい知識や対応についての啓発活動等を引続き行っていきます。

 

関連ファイルダウンロード

養老山地で生息が確認されたクマについて(PDF) .pdf(326KB)

 

関連情報リンク

◇ 環境省ホームページ(クマ類出没対応マニュアル)
 
◇ 岐阜大学野生動物管理学研究センター(ホームページ ツキノワグマ研究)

お問い合わせ

産業建設部産業観光課
電話:0584-32-1108